今年も残りわずか、2020年までのカウントダウンに入っています。
2020年といえば、東京オリンピックですよね♪
しかし、いざオリンピックを見ようと思っても意外と知らない競技、有りませんか?
以下は来年開催されるオリンピックで行なわれる種目一覧です。
- 水泳
- アーチェリー
- 陸上競技
- バドミントン
- 野球・ソフトボール
- バスケットボール
- ボクシング
- カヌー
- 自転車競技
- 馬術
- フェンシング
- サッカー
- ゴルフ
- 体操
- ハンドボール
- ホッケー
- 柔道
- 空手
- 近代五種
- ボート
- ラグビー
- セーリング
- 射撃
- スケートボード
- スポーツクライミング
- サーフィン
- 卓球
- テコンドー
- テニス
- トライアスロン
- バレーボール
- ウエイトリフティング
- レスリング
全てで33競技が実施されるオリンピック。
今回はその中でも筆者が知らなかった競技をシリーズとしてご紹介していきます♪
近代五種って?
どんな競技なの?と私も初めはそう思って調査を開始しました。
なんとなく走ったり、射撃があったり。。競技だというくらいの知識だったのですが、
近代五種=総合力の競争
というざっくりとした認識をまずお持ちください。
そして近代五種の魅力を伝える動画を発見してしまった。。。
この動画の0:25からが近代五種の概要を説明してくれています。
今回は
- 動画の内容を超要約した形での競技説明
- 動画を見てもわからなかった単語の解説
- 日本チームの過去の成績
という内容で近代五種についてご紹介していくような記事となっています。
それでは早速競技説明から始めていきます♪
どんな種目が有るの?
動画内でもサラッと紹介されていましたが、
近代五種では文字通り5つの種目が有ります。
- フェンシング
- 水泳
- 馬術
- 射撃
- ランニング
競技順番は上記の番号どおりとなりますので、まずは順番通りにさらっと各競技についてご説明していきます。
フェンシング(ランキングラウンド)
こちらはフェンシングの中でも〖エペ〗と言われる種目です。
こちらは突きの競技で体のどこにでも当たれば得点となり、1本先取での総当たり戦となります。
近代五種の出場選手数は総勢36名となりますので、最初の種目から35名もの選手との対戦となります。
1試合1分とはいえ集中力を研ぎ澄ます35本勝負。。
中々過酷ですね・・・
水泳
近代五種での水泳は〖200m自由型〗です。
こちらは基準の2分30秒をクリアすると基準の250点を獲得できます。
この2分30秒から1秒早くなる毎に2点加点。
1秒遅くなる毎に2点減点という比較的シンプルなルールです。
この水泳は多くの選手が注力する競技となるようですので、近代五種の中でも見所となる種目ですね♪
馬術
この馬術ですが、近代五種唯一の運要素が発生する種目でもあります。
オリンピックにおいて別に開催される『馬術』とはちがい、大会運営側から抽選で貸与される馬に乗って競技に参加します。
全ての馬の能力が大体均一になるようにはなっているとの事ですが、馬も生き物で当日の気分次第では調子の良し悪しが発生することもありますので、そういった意味ではこの種目は運による所も大きいのかもしれませんね。
競技内容としては分かりやすくいうと、馬に乗って行なう障害物競走という感じです。
全てで12個の障害物を騎馬した状態で乗り越え、その際に失敗したポイントで初期の300点から減点されていくといういわゆる減点法式で競技が採点されます。
射撃(レーザーラン)
こちらの射撃。
厳密に言うとレーザーランという種目になり、次に来ると思われたランニングと融合した競技になります。
詳細は少し難しいのでオリンピック公式サイトより競技説明文を拝借いたします。
これまでの3種目の得点を1点=1秒にタイム換算し、時間差を設けて上位の選手からスタート。射撃とランニングを交互に4回行い、着順を競う。射撃はレーザーピストルを使い、10メートル離れた場所から直径約6センチメートルの標的にレーザーを5回命中させるのだが、5回命中するまでは50秒の制限時間の間、撃ち続けなければならない。ランニングは800mのコースを走行する。長い距離を走った直後、瞬時に全身の動きを静止させて息を整え、精密な射撃動作を行う難しさを想像してみよう。動から静、静から動への状態変化の激しさを思えば、この種目がいかに自身の身体的・精神的コントロール能力を要求されているかがわかる。静と動の切り替えの難しさと毎回の射撃での順位の入れ替わりが見どころだ。このレーザーランでフィニッシュした着順が競技全体の最終順位となる。
TOKYO2020より
ざっくり説明すると、これまでの3種目の結果をタイムに変換し、成績上位者から順番に
射撃→ランニングを計4回繰り返し、最終的にタイムの良かった人が近代五種の優勝者となります。
射撃で集中力を要求された後にランニングで息が上がり、また射撃で集中力を。。。という極めて過酷な条件となっています。
説明文でも分かるとおり、
この種目の勝者が近代五種という競技の優勝者になります。
因みに豆知識として、この時の射撃に使うのはレーザーピストルと呼ばれるもので、実弾を撃つわけではありません。
詳細な仕様としては以下のサイトをご覧頂きたいのですが、簡単にこのピストルの仕組みをご説明しますと、
- PCとLANで接続されている銃
- この銃から出ているレーザーの着地地点を計測している
- トリガー(引き金)を引いたタイミングで着弾地点を割り出す
このようになります。
近代五種というだけあって、近代的ですね!
(本来はその意味とは異なる)
因みに近代五種の近代とは
古来五種(レスリング・円盤投・やり投・走幅跳・短距離走)にならって近代オリンピックの父とも言われるピエール・ド・クーベルタン男爵が提唱した五種目(今回の記事の内容)を近代五種と呼ぶようになったとの事です。
つまり近代五種の近代の意味は古来五種との差別化のために名付けられたものである ということですね。
フェンシング(ボーナスラウンド)
ここまで読んでいただいた方の中では
「近代五種という割には4種目で勝敗決まるのか?」という方もいらっしゃるかと思います。
そう、実はもう1つ重要な種目としてフェンシングがあります!
「さっきもあったやん・・・」と気付いてくれた方、ありがとう♪
実は近代五種の本当の順番は
- フェンシング(ランキングラウンド)
- 水泳(200m自由形)
- フェンシング(ボーナスラウンド)
- 馬術(障害飛越)
- レーザーラン (射撃5的+800m走を4回)
という風になります。
このボーナスラウンドは
フェンシングランキングラウンドの下位選手から順に30秒1本勝負でスピード感あふれる試合進行が行われる。ランキングラウンドとボーナスラウンドの合計点がフェンシングの得点となる。
TOKYO2020より
この文面からは分かりづらいが、
ランキングラウンドとボーナスラウンドの違いは
総当たり戦(ランキングラウンド)か勝ち抜き戦(ボーナスラウンド)かという点に有る。
ボーナスラウンドの下位の選手から上位の選手の順に勝ち抜き選を行なうため、最下位の選手は最大で35試合連続で行なう可能性が有る。
しかし、1勝につき1ポイントという得点になる為、仮に全勝すれば水泳で言うと70秒分の得点になる。(理屈だけで言うと、ということですが。)
ボーナスラウンドという名目からも分かるように、これは下位の選手に対する救済措置のようなものと考えていただくと分かりやすいかと思います。
日本チームの過去の活躍
こちらのサイトに日本チームのオリンピックにおいての成績が書いています。
それによると10位台までの入賞はちらほら見られますが、中々上位に立つ事は難しい種目のよう。。。
しかし注目して欲しいことが、1964年東京オリンピックでは過去60年の中でも最高成績である8位に入賞しています!!
つまり今回の東京オリンピックでは日本勢初のメダル獲得への期待が高まる競技でもある。ということです♪
東京五輪では初の1箇所で5種目開催
2020東京五輪では近代五種を2日に分けて行ないます。
初日はもっとも時間の掛かるフェンシングのランキングラウンドを行うのですが、
2日目はなんと味の素スタジアム(東京都)で5種目全てを行うとの情報が!
これが実現すれば「五輪史上初の試み」ということもあり、大変盛り上がることでしょう♪
おわりに
最後にこちらの動画で締めくくらせていただこうと思います。
1分間ジャストで近代五種の魅力を伝えるオリンピックの開催に際して作られたこちらの動画。
見所は駅員風の男女がシュールに近代五種の魅力を伝えてくれる所ですね♪
コメント
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