この記事をご覧になっているのは シムビコート ®(以下画像を参照) 等の喘息吸入薬を使用されている方と思います。
そのうえで『なぜうがいをしなければならないのか?』『うがいをしないとどうなるのか?』といった疑問を持たれていることでしょう。
この記事では筆者が実際にうがいをせずに痛い目を見た体験談も記載しておりますので、良かったら参考にしてみてください。
はじめに
本記事を執筆している私自身は医療関係者ではなく一患者としての体験を記載しております。
したがって本記事を参考にした場合に発生した一切の事故や怪我・病気などの責任を負いかねますことをあらかじめご了承ください。(あくまでの参考程度にご覧ください。)
結局うがいはしたほうがいいの?
初めから結論を述べておきますと、吸入後のうがいは絶対にした方がいい!と申し上げておきます。
ではなぜした方がいいと思ったのか?をこれから体験談を交えて書いていきます。
うがいをするべきと感じた事件【体験談】
※少し長くなってしまったので、時間のない方は太字の部分だけお読みください。
「あれ?のどに小骨が刺さったかな?」そう思ったのは休日に唐揚げ弁当を食べている最中でした。
唐揚げなのに小骨?と思った方。正常な思考です笑
しかしその時の私は小骨としか考えられない感覚だったのです。
喉の奥。人差し指を突っ込んだ時にギリギリ触れるかどうかの位置に激しく違和感を感じました。
ただそこは食い意地が勝ってしまった筆者はそのまま食事を続けます。(だから瘦せn…)
食事を終え若干の違和感が残っていましたが、痛みもだいぶ収まっていたこともあり、その日は違和感を無視して過ごすことにしました。
~翌日~
(朝になったら治ってるだろう)
そう考えて就寝した自分を恨みました。全然治ってない。むしろ違和感が増している。。
しかし所詮小骨が刺さっている程度だと考え、この違和感をしばらく無視することに決めました。
~1週間後~
治らない!!!この頃には水を飲むのも、ツバを飲み込むことさえキツイ程の痛みに耐えていました。
そこまでになって初めて病院にかかることに決意したのです。
(基本的に病院が嫌いなもので…)
思い立ったら即行動。(ここは褒めてください。笑)
その日の昼に近所に耳鼻咽喉科に出向き、「のどに小骨が刺さっているような違和感がある」旨を伝えて受診。
結果、違和感の箇所に大きな白い斑点。お医者さん曰く【特大の口内炎】との事でした。
(後日鏡で見てみたところ小指の爪くらいの大きさの斑点がありました、痛い。。)
その時は「唐揚げの油でヤケドしたのではないか?」という結論に至りましたが、
私としては(そんなに熱くなかったけどな…)と少し疑問が残る結果でした。
~呼吸器科にて~
その日はちょうど喘息で定期的に診てもらっている呼吸器科に行く日でもあったので、その足で向かいました。
その際に「実はのどに口内炎が出来ているらしくて…」と相談し診てもらったところ
先生『わぁー!痛そう!!』と子供のような無邪気な反応を見せてくれました笑
そしてその後に『○○(筆者の名前)さん、吸入の後にしっかりうがいをしていますか?』と質問してきました。
うがいをしなければならないとは言われていましたが、してないときの方が多かった気がしていたので、「忘れることもありました」と正直に告げたところ先生が妙に納得したように
『だろうね!』と。
先生が言うには吸入後はしっかりうがいをしなければカビが発生し口腔カンジダ(痛みを伴う白いコケ)や、カンジダが原因で口内炎にもなるという事でした。
~その後~
結局最初に診察してもらった病院で処方された薬(口内炎用軟膏-デキサメタゾンとうがい薬-アズノールうがい液)を使用して3日ほどで症状が治まりました。
それを機に吸入後のうがいを必ず行うようになり、以来のどを痛めることはなくなったのです。
ーFinー
正しいうがいの方法
まずは長い体験談を読んでくださりありがとうございました!
時系列に沿って書いていたら結構な長文になってしまいました笑
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さて、それでは正しいうがい方法の解説ですが、冒頭にも書いた通り私自身は医療に携わる人間ではありませんので、有識者が書いてあることを引用するだけにしたいと思います。
(詳細が気になる方はこちらのリンクからご覧ください。)
上記の方法は岐阜薬科大学の寺町ひとみ教授によって書かれた内容です。
もっと詳しく知りたいという方はおじさんの絵をタップしていただくか、こちらよりご確認いただけます。
ただ…これが出来るシチュエーションって家にいるときに限られますよね?
喘息の吸引時は必ずしも家にいるとは限りません。
そのため、応急的に出来る方法も次で解説しておりますので是非ご覧ください!
うがいが出来ないときの対処法
あるデータによると吸入ステロイド薬を使用した後にうがいをしている人は約20%。
その中で外出時にうがいをしない人は40%。
つまり100人中12人しか【絶対にうがいをする】という人はいないのです。
話を戻しますと、《外出時でも出来る方法》は以下の2つになります。
- 水やお茶などの飲料で口をゆすいでそのまま飲み込む方法
- 唾液で口の中を洗い、3回くらいティッシュに吐き出す方法
それぞれの長所・短所を簡単に紹介します。
飲み物で口をゆすぐ方法の長所・短所
~長所~
- 水を吐き出せない場所でも問題なく実施できる
- その場で済むので楽(ズボラでごめんなさい)
~短所~
- 飲み物を持っているときにしかできない
- 常温・冷水でしか出来ないため時期によっては難しい
因みに「吸入薬を飲み込んでしまっても問題ないのか?」という疑問に関しては
「問題ない」という結論をこちらの記事でも触れられています。
唾液で口の中を洗う方法の長所・短所
~長所~
- 飲み物の持ち込みが出来ない場所等でも対応できる
- 音を出さずに静かにできる
~短所~
- 吐き出した後ののティッシュを捨てる場所が必要
- 口の中に残っていないか何となく不安
(あくまでも個人的な意見です)
短所で記載した「なんとなく不安」は筆者の個人的な意見で、大学教授の方はそれで問題ないと仰っています。
筆者自身はうがいが出来ないときは基本的に水かお茶で口をゆすぎ飲み込むようにしています。
そのため、会社等でも常に身近にペットボトルのお茶を準備するのが習慣となりました。
おわりに
今回は私が普段使用しているシムビコートを題材に取り上げましたが、吸入ステロイド薬全般に言える内容となっておりますので、『なんでうがいをしないとダメなんだろう』と思われているの疑問を解消できていてば幸いです!
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