「、(読点)は息継ぎをするように使いなさい」
これは私も小学生の頃に習ったことなのですが、本当に正しいのでしょうか。
最近一冊の本を読んでいるのですが、これによると冒頭の読点の使い方は誤っているとの事。
今回はこの読点(とうてん)の使い方を自分なりの解釈も含めてお伝えしていこうと思います。
句読点(くとうてん)とは
まず初めにいきなり読点という単語を出しましたが、私達が普段よく聞くのは
句読点(くとうてん)という単語だと思います。
読点とはこの句読点の中の『、』の事を指しています。
因みに『。』は句点(くてん)といい、『。』と『、』を総称して句読点(くとうてん)と言うのです。
わざわざ()で読み仮名を書いていることに疑問を持たれるかも知れませんが、これは私が
くどくてんと読み間違えていたからあえて書いています(笑)
読点(とうてん)の使い方
それではいよいよ本題の読点の使い方です。
「息継ぎをするように使う」
正直な話これでも完全に間違えているわけではないのですが、少しもったいない使い方なんだ初めにご認識ください。
文章の内容によって読点の位置が変わる?
【例文】
鈴木社長は日本の未来のために働く女性を応援しています。
まずこちらの文章。
読点『、』を1つ入れるなら、あなたはどこに入れますか?
- 鈴木社長は、日本の未来のために働く女性を応援しています。
- 鈴木社長は日本の未来のために、働く女性を応援しています。
- 鈴木社長は日本の未来のために働く女性を、応援しています。
恐らく多くの人は2を選択したのでは無いでしょうか。
しかし1~3を改めて読んでみると少し意味が変わっていることに気付くでしょうか?
1と3は日本の未来のために働く女性を鈴木社長が応援していますが、
2は日本の未来のために鈴木社長が働く女性を応援している。という文章になっています。
このように読点1つで文章の意味を変えることも出来るのです。
ただ息継ぎの変わりに使うだけではもったいないと感じませんか?
スピーチの原稿等であれば息継ぎのポイントに読点を入れても良いでしょう。
しかしブログの記事などで多くの人に読んでもらう文章においては、読点の位置1つとっても重要な意味を持つという事を認識しましょう!
その他の使い方
その他にもこちらの本には9つの読点の使い方が例文つきで記載されていました。
- 長い主語のあとに打つ
- 冒頭に来る接続詞や副詞のあとに打つ
- 逆説の助詞のあとに打つ
- 複数の情報を並べるときに打つ
- 条件や限定を示す語句のあとに打つ
- 時間や場面が変わるところに打つ
- かぎ括弧の代わりに打つ
- 感嘆詞や応答のあとに打つ
- 平仮名、カタカナ、漢字が続いて読みづらいときに打つ
題目だけで言えばこのようになりますが、例文がないと殆ど意味が分かりません。。
しかし、書籍の内容を丸写しするわけにも行きませんので、これ以上知りたい方は是非こちらの書籍をご購入されて見てはいかがでしょうか!
因みにこの情報は、全221ページ中わずか2ページ分の情報です。
それだけでこの本がいかに濃密かがお分かりいただけるのではないでしょうか♪
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