【東京オリンピック】ボート競技ってどんな競技?【2020年東京五輪】

雑記(No Genre)

今年も残りわずか、2020年までのカウントダウンに入っています。

2020年といえば、東京オリンピックですよね♪

しかし、いざオリンピックを見ようと思っても意外と知らない競技、有りませんか?

以下は来年開催されるオリンピックで行なわれる種目一覧です。

全てで33競技が実施されるオリンピック。

今回はその中でも筆者が知らなかった競技をシリーズとしてご紹介していきます♪

ボートってどんな競技?

前回書いたカヌーの記事の中で、パドルとオールの違いを説明したのですが、

カヌーはパドル。ボートはオールということだけは分かっていました。

今回の調査前の情報としてはボートは後ろ向きに進む。このくらいしか分かっていませんでした・・・

そこで今回も例に漏れず調査を行ないましたので、まず初めにオリンピックシリーズの恒例ともいえるこの動画をまずはご覧ください♪

いかがでしたでしょうか?

正直に言うとこの動画だけでは競技の種目数は分かっても雰囲気や迫力のようなものは伝わってきませんよね。。

と言う事で次は筆者が厳選したボートの迫力が伝わる動画を少しご覧頂きたいと思います。

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上記リンクは7つあるボートの種目のうち、「エイト(男子)」と呼ばれる種目です。

カヌーの記事と感想が被ってしまいますが、マッチョな男達による息の合ったオール捌き。

この息の合った。というのがカヌーよりゆっくりと漕ぐボートではより際立ちますね!


次はこのパワフルで疾走感に溢れるボート競技にはどのような種目が有るのか。

またそれはどんな内容なのか。という所をご説明していきます♪

どんな種目が有るの?

初めにご覧頂いた動画内でもサラッと紹介されていましたが、

今回のボートでは以下の7つの種目が有ります。

  1. シングルスカル(男子/女子)
  2. 舵手なしペア(男子/女子)
  3. ダブルスカル(男子/女子)
  4. 舵手なしフォア(男子/女子)
  5. クオドルプルスカル(男子/女子)
  6. エイト(男子/女子)
  7. 軽量級ダブルスカル(男子/女子)

詳細な種目の解説。というよりはそれぞれの単語について解説していくほうが効率的にボート競技を理解できると思いますので、まずはそこから解説していこうと思います。

筆者がパッと見て「分かりづらいな」と感じたのは

  1. スカル
  2. 舵手
  3. クオドルプル
  4. フォア
  5. エイト(これはなんとなく・・・)
  6. ダブルスカル

上記の6つです。

特に「スカル」とは何ぞや!?って感じでしたので、そこは特に入念に調査しました。


スカルとは(スウィープとは)

この見たことも聞いたことも無い単語。本当に何なのでしょうか。

答えは、、、

スカルはオールを右手と左手に1本ずつ、合わせて2本持って漕ぐ競技

TOKYO2020「ボート」より

という事のようです。

またスカルの対義語としてスウィープというものが有るのですが、これは

スウィープはオールを1人1本ずつ持って漕ぐ競技

TOKYO2020「ボート」より

ということです。

種目リストの項目で書いてある7つのうち、1,3,5,7の4つが2本ずつオールを持って漕ぐスカルになる。ということですね♪

舵手とは

これはボート用語でコックスとも呼ばれるポジションです。

上記は「エイト」の競技中の画像なのですが、左から右に進んでいる船の最後尾に一人だけ前を向いている選手がいるのを確認できると思います。
※因みにオリンピックではこのエイトにのみ舵手が乗ります。

この選手が舵手(コックス)と呼ばれる選手です。

コックスの大きな役割とは、

  • スタートの合図を送る
  • 後ろ向きで漕ぐ選手たちが進行方向を反れて進んでいた場合の修正指示

の2つが主になります。

一緒に漕ぐ事は出来ませんが選手たちが失格にならないようにマネジメントをしてくれる重要な役割でもあります!

基本的には体重の軽い選手が担う役割でもあり、過去の面白い事例でこんな話も有る。

Question
パリ1900大会のボート競技、舵手つきペアで優勝したオランダチームの中にいた1人の選手が、オリンピック史上最年少金メダリストといわれている。だが、名前はわかっていない。それはどうしてか?
Answer
このオランダチームは、本来のコックスの体重が重すぎたため、急きょ、近くにいた7~10歳くらいの少年をコックス役としてボートに乗せて優勝した。
しかし、この少年は試合終了後すぐに会場から立ち去ってしまい、名前は分からないままである。メダルも受け取っていない。

100年以上前の話なので、真相は定かでは無いが、こういった面白い逸話も舵手には残されています(笑)

クオドルプル

これは英語で「 4重のもの、4部分からできているもの。 」という意味で、

クインテッド(四重奏)、クアトロ(スペイン語で数字の4)に通ずる所がある?

ボートでは4人で漕ぐという意味でも有る。

フォア

こちらはフォア=4人で漕ぐ事で合っています。
野球でもフォアボールって言いますよね?あのフォアです。

・・・あれ?クオドルプルも4人で漕ぐって言ってなかった?と思いますよね?

私も初めは混乱しました。。。

そこで調べてみた結果、

クオドルプル=スカル(オールを1人2本持つ)

フォア=スウィープ(オールを1人1本持つ)

と言う事で使い分けられているようです!

つまり、クォドルプルとフォアの違いということで言えば、スカルかスウィープか。という事になります♪

エイト

これはこの記事中にも散々出てきた8人で漕ぐ競技です。

舵手の項目でもお伝えしましたが、この競技のみ舵手(コックス)が乗ります。

ローイング競技の世界最高記録 - Wikipedia

こちらのサイトでも記載の有るように、全競技中で最高速度を叩き出すのがこのエイトになります。

今回のオリンピックでも8人がタイミングを完璧に合わせ最高速度に乗るこの競技は目玉となるでしょう♪

ダブルスカル(軽量級)

ダブルスカルは読んで字のごとく、2人で漕ぐスカル種目です。

そして軽量級と書いていますが、ボート競技は元々オープン級・軽量級に分かれています。

つまりこの種目以外は体重制限の無いオープン級となります。

因みに軽量級は男子が平均70kg以下。女子が平均57kg以下という制限が設けられています。

日本人選手が活躍しやすい種目もこの軽量級が中心となってきます。

日本チームの過去の活躍

こちらのサイトに日本チームのオリンピックにおいての成績が書いています。

オリンピックボート競技 歴代日本代表成績【PRiVATE LiFE】データベース
入賞者【2016リオ】/・・・【2004アテネ】武田大作・浦和重(6位)/【2000シドニー】武田大作・長谷等(6位)/・・・【1984ロサンゼルス】舵なしフォア(8位)/・・・歴代の夏季五輪・ボート競技の日本代表成績の年表一覧データです。

それによると日本チームの入賞は先程ご紹介した軽量級ダブルスカルで2004年に6位に入ったのが最後となっております。

厳しい戦いを予想されるオリンピックですが、観るだけでも大迫力&大興奮間違いなしのボート競技。

種目の意味と今回ご紹介した豆知識で試合観戦を楽しみましょう♪

最後にこちらの動画で締めくくらせていただこうと思います。

1分間ジャストでセーリングの魅力を伝えるオリンピックの開催に際して作られたこちらの動画。

見所は駅員風の男女がシュールにボート競技の魅力を伝えてくれる所ですね♪

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