春の七草。この言葉はお正月が終わった辺りに良く聞きますよね。
この記事では
- 春の七草ってなに?
- 春の七草ってなんで食べるの?
- 春の七草っていつ食べればいいの?
- 春の七草はなにで代用できるの?
といった疑問にピンポイントでお答えしていきます。
上の4つを目次と連動させていますので、気になったところだけご覧ください♪
春の七草ってなに?
はい、そうですよね。。
これはこの記事中で一番シンプルにして一番正答率の低い項目だと思います。
それでは冗長な前置きは性に合いませんのでとりあえず結果を書いていきます。
春の七草ってなんで食べるの?
これは古来の理由と現代の理由の2つが有ると筆者は考えていますので、まずは古来。次に現代の理由と言う形で説明していこうと思います。
古来の理由
1月7日は人日の節句と呼ばれる5節句の内の1日。
これは古来中国での考え方で、その後江戸時代に日本に伝わった七種菜羹(シチシュサイコウ)というものが今の七草粥の原型と言われています。
これを食べる理由としては無病息災を祈る。立身出世を願う。等諸説有るようです。
現代の理由
最近ではそういった建前はもちろん有るものの、
「正月で弱った胃腸を労わるために1食をおかゆに置き換えるためである」と言うのが多くの人の考え方です。
暴飲暴食を繰り返してしまうお正月は胃や腸が弱ってしまいます。
そういった食生活がダラダラ続くことを防ぐためには1月7日で区切りをつける。
そういった意味でも1月7日に七草粥を食べる習慣は守って行くべき文化だと筆者は考えます。
春の七草っていつ食べればいいの?
これは俗に正月七日と呼ばれる1月7日のことです。
じゃあ1月7日だったらいつでもいいのか?と聞かれればYESでもありNOでもあります。
初めに正解?を言っておくと1月7日の朝食が正解です。
そもそもむか~しむかしはそれなりに由緒正しい儀式があった上で前日から準備等を行なわなければならなかったようですが、最近では全て材料が揃ったセットを当日にスーパーで買うのが一般的になってきております。
つまりなにが言いたいかというと「そんなしきたりなんかどうでもいいから、胃を休めるために1日のうち1食はおかゆにしようぜ!」って事です。
春の七草はなにで代用できるの?
さて、ここまで全て読んでくれた方なら分かるかもしれませんが、筆者はこう言います。
「七草なんて入っていなくてもいいからとりあえずおかゆを食べればいい。」と
ただ1つだけ注意しておくと、七草にはそれぞれ効能があります。
- セリ
・利尿、解熱 - ナズナ
・止血、消炎、下痢止め - ゴギョウ(ハハコグサ)
・咳止め、痰止め - ハコベラ(ハコベ)
・歯槽膿漏予防 - ホトケノザ(タビラコ)
・健胃、鎮痛 - スズナ(カブ)
・消化促進、咳止め - スズシロ(ダイコン)
・消化促進、咳止め
七草を食べるという事はこれらの効果が有るということでも有るが、七草自体わざわざ買いに行かなければ手に入りません。
それであれば別にこの7種に拘らずに、
- にんじん
・免疫力UP、整腸作用 - しいたけ
・血圧抑止効果、免疫力UP - 大根
・塩分の過剰摂取を調整 - ねぎ
・肩こりや疲労の解消 - しょうが
・抗炎症作用、鎮痛作用
などの家にあったり普段から買うもので作っても効果があります。
(むしろ七草よりも健康的では?)
大切なのは
- 食べ過ぎな食生活からの脱却を図る。
- 消化の良いものを食べて胃腸への負担を減らす。
この2点だとするのであればおかゆの内容は特に気にしなくても問題ありません。
食べ過ぎない、消化にいい。この2点を意識さえすれば
食べる日、食べるタイミング、入れる野菜の種類などは全く気にしなくても問題ありません。
おわりに
以上で七草粥、春の七草の説明は終了となります。
正直な感想を言うと、七草の種類なんて覚える必要は無いが、春の七草の意味と胃腸を休める習慣は引き継いでいくべきだと感じました。
普段から食事の量や時間をきっちりとされている方にはあまり意味の無い行事ですが、そうでない方はしっかりとお粥を食べて健康な一年を過ごしましょう!
コメント
[…] 今回はお正月特集の第2弾と言う事で、前回の七草粥の記事に引き続き 【おみくじ】に焦点を合わせて書いていこうと思います。 […]